2025年4月21日、現ローマ教皇フランシスコさんが亡くなったことが発表され、次の教皇が誰になるのかに注目が集まっています。

いったい誰が選ばれるんだろう、有力な候補者はいるのかな?
ということで今回は、ローマ教皇の候補はだれ?と思っている人に向けて、有力な3人の枢機卿を詳しく紹介していきます!
さらに、コンクラーベ(教皇選挙)の仕組みや、教皇に選ばれるための条件についてもわかりやすく解説。
次期教皇選びの流れを押さえたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください!^^
【2025】ローマ教皇の次期候補は誰?大予想3人を紹介!
次期ローマ教皇候補者、初のアジア人・黒人が選ばれる可能性あるみたい。 pic.twitter.com/c3oLy1yajA
— Black (@Blackxonyx) April 21, 2025
フランシスコ教皇がお亡くなりになり、ローマ教皇の候補は誰なのか、いま世界中が注目しています。
特に有力だと言われている3人の枢機卿たちは、それぞれ違った個性と強みを持っています。
この記事では、そんな注目の3人についてわかりやすく紹介していきます!
- ピエトロ・パロリン
- ロバート・サラ
- ルイス・アントニオ・タグレ
ローマ教皇の有力候補①ピエトロ・パロリン枢機卿
ピエトロ・パロリン枢機卿は、ローマ教皇フランシスコを支える側近中の側近です。
バチカンの外交をまとめる「教皇庁国務長官」として、世界中との橋渡し役をしています。
生まれは1955年、イタリアのスキオという町。
外交官としてメキシコやナイジェリアでも活躍し、その後バチカン外交のトップにまで上りつめました。
パロリン枢機卿が特に注目されたのは、2018年の「バチカンと中国の合意」です。
宗教的に難しい問題を抱える中国との交渉をまとめた手腕は、世界中から高く評価されました。
- 世界情勢に強く、バチカンの影響力を守ってきた
- 穏やかな性格で、いろんな国と柔軟に交渉できる
- 対話を重視するスタイル

ただし、中には「優しすぎるのでは?」という声もあるみたい
カトリック教義をガッチリ守りたい保守層から見ると、少し物足りないと感じるかもしれませんね。
【プロフィールまとめ】
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | ピエトロ・パロリン (Pietro Parolin) |
生年月日 | 1955年1月17日(2025年時点で70歳) |
出身地 | イタリア・スキオ |
現在の役職 | 教皇庁国務長官 |
主な経歴 | 外交官→バチカン外交トップ |
ローマ教皇の候補②ロバート・サラ枢機卿
ロバート・サラ枢機卿は、カトリック界で「伝統を守る保守派」として知られています。
生まれはギニア、1945年生まれなので、2025年には80歳を迎えます。
アフリカ出身の枢機卿の中でも、もっとも影響力を持つ1人で、
教会の教義を厳しく守るスタイルを大事にしてきました。
バチカンでは、「神の礼拝を中心に据えるべきだ」という考え方を貫いていて、
現代的な変化を求めるリベラル派とは少し距離を置いています。
特にロバート・サラ枢機卿は、「伝統的なミサを重視すべき」という意見を強く持っています。
これは最近のカトリック教会の中では少数派になりつつある考え方なので、
彼が教皇になれば、教会の方向性は少し保守寄りに戻るかもしれません。
- カトリックの「伝統重視」の姿勢
- 南半球(グローバル・サウス)出身という新しい潮流
- リベラル路線からの修正を期待する声も
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | ロバート・サラ (Robert Sarah) |
生年月日 | 1945年6月15日(2025年時点で80歳) |
出身地 | ギニア・ウィンデイ |
現在の役職 | 元典礼秘跡省長官(2021年に引退) |
主な経歴 | 典礼と礼拝を重視する活動に従事 |
次は、アジア出身で若手人気も高い、ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿について紹介していきます!
ローマ教皇の候補③ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿
ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿は、フィリピン出身のカトリック指導者です。
生まれは1957年、2025年には67歳になります。

アジア圏出身の枢機卿の中でもトップクラスの存在感を持ち、バチカン内でも「将来の教皇候補」として早くから注目されてきたんだよ
タグレ枢機卿の一番の特徴は、明るくて親しみやすい性格。
そして、現代社会が抱える問題に対しても柔軟に対応しようとする「開かれた教会」を目指していることです。
特に移民や貧困といった社会問題に積極的に関わっていて、「すべての人に開かれたカトリック教会」を作ろうとしている点が、多くの支持を集めています。
2019年には、バチカンの重要ポスト「福音宣教省」の長官に任命され、世界中のカトリック教会の布教活動を統括する立場にもなりました。
- アジア出身という新しい風
- 現代社会への適応力と柔軟性
- 若い世代にも人気があり、教会の未来を担う存在
【プロフィールまとめ】
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | ルイス・アントニオ・タグレ (Luis Antonio Tagle) |
生年月日 | 1957年6月21日(2025年時点で67歳) |
出身地 | フィリピン・マニラ |
現在の役職 | 福音宣教省長官 |
主な経歴 | マニラ大司教→福音宣教省長官 |
ここまでで、次期ローマ教皇の有力候補3人を紹介しました!

それぞれまったく違った個性を持っているので、誰が選ばれても教会にとって大きな転機になりそうだね!
ローマ教皇の有力候補は誰になる!?選ばれるにはどんな条件があるの?
ローマ教皇の候補は誰か気になるけれど、そもそも教皇になるためにはどんな条件があるのでしょうか?
ここでは、「教皇に選ばれるために必要な条件」をわかりやすくまとめてみました!
- 基本的にはカトリックの男性であれば誰でもなれる
- 実際は「枢機卿」たちの中から選ばれるのがほとんど
- 年齢、国籍の制限はないが、体力・知力・指導力が重視される
- 枢機卿は80歳未満でなければ選挙に参加できない
- 最低でも三分の二以上の票を得る必要がある

思ったよりあれこれ決まり事があるんだね!
それでは深堀して説明していきましょう!
そもそも教皇って誰でもなれるの?
カトリックの教えによると、教皇に「なれる人」に厳密な制限はありません。
実は、洗礼を受けたカトリック信者の男性なら、誰でも理論上は教皇に選ばれる可能性があるのです。
過去を見ても、枢機卿以外から選ばれた例はほとんどありません。
つまり、現実的には枢機卿じゃないと難しいということです。
- 理論上は誰でもOK
- 実際は枢機卿中心に選ばれている
- 特に世界中から影響力が求められる立場なので、実績も重要
年齢や国籍にルールはある?
教皇選びには、年齢や国籍の正式な制限はありません。
イタリア人が長く伝統的に多かったですが、最近は南米、アフリカ、アジアなど、いろんな地域の枢機卿も教皇候補として注目されるようになってきました。
ただし、選挙(コンクラーベ)に参加できる枢機卿は、80歳未満というルールがあります。
これは、あくまで「投票権」の話ですが、次期教皇の年齢も重視されるポイントになります。
【年齢に関するルール】
内容 | 詳細 |
---|---|
投票権 | 80歳未満の枢機卿のみ持つ |
教皇の年齢制限 | なし(ただし若い方が望ましい場合も) |
【国籍について】
- 制限なし
- バチカン市国出身じゃなくてもOK(歴代教皇のほとんどは外国出身)
近年では、フランシスコ教皇が南米アルゼンチン出身だったように、「世界のカトリック人口に合わせた多様性」も重視されるようになってきています。

ということは、いつかは日本人が選ばれるかもしれないんだね~
どんな人が選ばれやすい?
ローマ教皇の候補は誰?と話題になるとき、選ばれるために大切な資質もよく注目されます。
具体的には、こんな点が見られています。
- 強い信仰心とカトリック教義への理解
- 世界各地とのバランス感覚(国際感覚)
- 対話力とリーダーシップ
- 教会の現代化への対応力(または伝統重視)
- 清廉な人物であること(スキャンダルがない)
特に今のカトリック教会は、移民問題や信者の減少など、たくさんの課題を抱えています。
そうした現代の問題にも柔軟に対応できるリーダーが求められているのが現状です。
ローマ教皇の候補は誰になる?次期教皇選びの注目ポイントまとめ!
では、次の教皇選びに向けて、どんなポイントが注目されているのでしょうか?
まとめると、これからのコンクラーベ(教皇選挙)では、いくつかのキーワードが重要になってきそうです!
- 南米・アジア・アフリカなど「グローバルサウス」の勢い
- 保守派かリベラル派かの「方向性の分かれ目」
- 年齢と体力を重視する流れ
- 世界のカトリック人口に合わせた「多様性」への対応
グローバルサウス出身者への期待
これまでローマ教皇といえば、イタリアを中心としたヨーロッパ出身者が多かったですが、
近年ではカトリック人口の中心が南米・アジア・アフリカに広がっています。
そのため、今回の教皇選びでも、こうした地域出身の枢機卿たちに強い期待が寄せられています。
今回紹介したルイス・アントニオ・タグレ枢機卿(フィリピン出身)や、ロバート・サラ枢機卿(ギニア出身)もその流れの中で注目されているということですね。
- 世界のカトリック人口は南半球に集中してきている
- 教皇も多様性を反映した存在が求められている
保守かリベラルか?方向性が分かれる
教皇フランシスコは比較的リベラルな姿勢を持つ指導者でした。
それに対して、次の教皇はどちらに舵を切るのか、という点も大きな関心を集めています。
もしロバート・サラ枢機卿のような保守派が選ばれれば、カトリック教会は伝統重視の方向に戻る可能性もあります。
一方で、ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿のようなリベラル寄りの指導者が選ばれれば、
「現代社会に合わせた開かれた教会」をさらに進めることになりそうです。
【方向性の違いまとめ】
方向性 | 特徴 |
---|---|
保守派 | 伝統重視、教義の厳格な維持 |
リベラル派 | 現代社会との対話を重視 |
若さと体力もカギになる!?
カトリック教会は世界中に広がっていますよね。
教皇は常に移動し、各国の信者たちと会う必要があるため、かなりハードな仕事です。
だからこそ、ある程度若くて、体力・知力に優れたリーダーが求められます。
特に今回の選びでは、「高齢すぎないかどうか」が重要視されると見られています。

歴代の教皇の平均年齢は約65歳前後なんだね

フランシスコ教皇も選出時は76歳と比較的高齢だったんだよ
以上、ローマ教皇の次期候補について、注目ポイントをまとめて紹介しました!
これからのバチカン、そしてカトリック教会がどの方向に進んでいくのか。
世界中の目が、次の教皇選びに向けて集まっていますね。
よくある質問(Q&A)
Q: コンクラーベって何をする場なの?
A: コンクラーベは、次のローマ教皇を選ぶための秘密選挙のことです。
バチカンのシスティーナ礼拝堂に世界中の枢機卿が集まり、投票を重ねて新しい教皇を決めます。
白い煙が上がったら、新教皇が選ばれた合図になります。
Q: フランシスコ教皇の後継者はどんな人物が期待されているの?
A: フランシスコ教皇はリベラルな方針で知られましたが、次の教皇にも「世界との対話を重視する力」が求められています。
ただし、伝統を重んじる保守派の声も強まっているので、バランス感覚がとても大事になりそうです。
Q: 教皇になるために特別な資格は必要なの?
A: 理論上は、カトリック信者の男性なら誰でも教皇になれます。
ただ、実際には枢機卿の中から選ばれるのがほとんどです。
選ばれるには、信仰心、知識、リーダーシップ、そして世界中のカトリック教徒をまとめる力が必要とされています。
まとめ
今回の記事では、「ローマ教皇の候補は誰?」というテーマで有力候補3人(パロリン、サラ、タグレ)を紹介しました!
- 強い信仰心
- 国際感覚
- リーダーシップ
次期教皇選びでは、グローバルサウス出身者への期待や、保守・リベラルの方向性も大きな注目ポイントです。
これからのバチカンがどんなリーダーを選ぶのか、世界中が注目しています!